
母親の『正月帰って来い』というセリフは、恐喝である
人間関係が悪くなる原因の一つに、
【恐喝】と【犠牲】という心理バランスが働くケースがあります。
人間関係が悪くなるとき、
お互いの『ミスコミュニケーション(伝達不足)』が原因と考える人が多いです。
しかし、コミュニケーションというよりも、一方が、自分の思いを通そうとし、
一方が、その犠牲(折れる側)になることで関係が破綻するというケースもあります。
これは、どういうことか?
次の2つ例を見てください。
(例1)
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Aさんは、彼女と正月にハワイ旅行の計画があり、予約を取った。
しかし、正月前に母親から電話がかかって、こう言われた。
『あんた!正月は、家族みんな集まるのが決まりでしょ!
実家に帰ってこないっていうの?
お母さんは、みんな来ると思って、料理いっぱい作るのに…
旅行は、正月終わってからにして帰ってきなさい 』
結局Aさんは、母親の言うことも分かるので、
仕方なく、旅行をキャンセルした。
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これは、よくあり得る話ですが、
この場合、母親は、心理的恐喝をしていることになります。
では犠牲者は誰か?
息子である本人も犠牲者ですが、真の犠牲者は、“彼女”になります。
次にもう一つの例です。
(例2)
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ある日、同僚と飲んでいたら、終電を逃してしまった。
午前0時を過ぎて、彼女に悪いと思ったが、車で迎えに来てもらうことにした。
電話をかけたら、案の定、彼女は、寝ていた。
彼女は、一度断ったが、『俺のことを愛してるなら迎えに来てくれ』と、
愛を試すようなことを言った。
彼女は、彼を好きだし、機嫌を損ねたくなかったので、
しぶしぶ、迎えに行った。
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これも、よくありそうですが、
この場合、男の方が恐喝者であり、彼女は、犠牲者になっています。
この2つの例はどういうことかと言うと、
犠牲者は、“対決”を避け、自分を犠牲にして
相手の要求を受け入れているのです。
これは、コミュニケーションの問題ではなく、
パワーバランスの問題です。
ちなみに、上記の2つエピソードは、
恋人関係が破綻した、あるカップルの実話です。
(彼は、なぜ、彼女に一方的に別れを告げられたのか分かりませんでした)
■犠牲の種類は、人による
もし、相手があなたを拒絶したり、逃げたりして
人間関係が悪くなったとき、
自分は、相手に何か心理的恐喝をしてなかったか?
見直してみる必要があります。
相手は、ひょっとしたら、あなたのせいで、
夢や希望、お金や時間を我慢しているかもしれないのです。
■解決策
では、もし、あなたが、
『ひょっとして相手に恐喝してたかもしれない…』と思ったら、
どうすればいいのでしょうか?
それは、以下の点を見直してみることです。
・いつも相手が譲歩する方になっていないか?
・いつも相手の気持ちや希望を無視したり度外視してないか?
・相手に対して、『身勝手』『ケチ』『悪者』『冷淡』『薄情』など
レッテルを貼ってないか?
・言うことを聞いたときは褒めるが、言うことを聞かない場合は攻撃してないか?
・思い通りにするためにお金を武器にしてないか?
・思い通りにしなければ、人生をめちゃくちゃにしてやる(相手への攻撃)と脅してないか?
・思い通りにしなければ、どうにでもなってやる(自己攻撃)などと脅してないか?
・相手が言うことを聞いてくれるので、さらに多くを要求をしてないか?
どれかに心あたりがある場合、
相手は、あなたの【犠牲】を強いられていた可能性があります。
関係を修復するために、
『俺が悪かった。性格を直します』と相手にあやまり、
相手を思いとどまらせたところで、
『さて、どこを直せばいいんだ?』では、解決になりません。
それよりも、上記の点を見直し、相手の“味方”になる
努力をしたほうが効果があるのです。
以上、ちょっと長くなってしまいましたが、
人間関係が悪くなる一つの原理についてご紹介しました。
もちろん、人間関係が悪くなる原因は、これだけではありません。
これは、あくまで一つの事例です。
以上、参考まで。
町田
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